楽器学演習 2 鍵盤の表情

楽器学演習 2

鍵盤 
 鍵盤は奏者と楽器が接する重要部分です。
 現代ピアノの白鍵、黒鍵の間隔はどの楽器も同じように見えます。チェンバロなど初期鍵盤楽器では、鍵盤の配色がよく話題になりますが、色だけでなくオリジナル楽器の鍵盤の表情は、ピアノのようにどれも同じではありません。
 チェンバロのキイは、ピアノよりも「幅が狭い」という程度の理解が一般的ですが、なかには「広い」のもあり、さらに、幹音キイ(英:ナチュラル・キイ)と派生音キイ(英:シャープ・キイ=現代ピアノの黒鍵)の分割・配置法が国別流派によって異なるのです。

用語の整理 「キイ・レバー」 「鍵盤」 「シャープ・キイ」
 キイと鍵盤は区別すべき用語です。一本ずつのキイは「キイ・レバー」といいます。現代の標準的ピアノは、それが88本集まって「鍵盤」を構成しています。
 派生音キイは異名同音でフラット音もある、と音楽家は考えるでしょうが、楽器用語としては「シャープ・キイ」なのです。

 オリジナル・イタリアンのシャープ・キイが低めなので、「キイ・ディップは浅かった」らしいといわれています。そのように、キイ・レバーの配列・仕様・表情から楽器の弾き心地・・昔の奏法などがわかってくるのです。
 まず、「まちがい探し」のような観察する問題からです。

問題
(1626)AR(下)の鍵盤の派生音キイの様子は現代ピアノと異なっている。その違いを指摘しなさい。
Kindvirginaal A.Ruckers (2)



解答は次回。

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